低用量ピル(内服タイプ)
低用量ピル(OC)は、妊娠予防だけでなく、生理痛の緩和や月経日の調整、PMS(月経前の不調)の改善など、女性の体調管理にも幅広く活用されています。
避妊や月経コントロール、肌荒れの改善などを目的とした場合は、自費での処方となります。
低用量ピルの種類と費用(自費)
当院で取り扱っている低用量ピル(OC)の価格と特徴は以下の通りです。
症状や体質、ご希望に応じて医師が最適な種類をご提案いたします。
| 製品名 | 価格(税込) | 特徴 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ラベルフィーユ28 | 2,100円 |
ホルモン量が段階的に変化する 三相性タイプ |
トリキュラーのジェネリック。 自然な周期に近い設計。 |
| トリキュラー28 | 2,300円 |
三相性タイプで月経周期に合わせたホルモン配分 |
生理不順やPMSの調整に用いられることが 多い。 |
| ファボワール28 | 2,100円 | 一相性タイプでホルモン量が一定 | マーベロンのジェネリック。 副作用が少ない傾向。 |
| マーベロン28 | 2,300円 | 一相性タイプで安定したホルモン量 |
肌荒れやPMSの改善にも使用される 定番ピル。 |
※初回のご受診時には、診察料として2,200円を頂戴しております。
※2回目以降の診察料は、以下の通りです
- 処方期限内で診察が不要な場合:550円(再診料)
- 処方期限が過ぎている場合、または医師への相談をご希望の場合:1,100円(再診料)
処方までの流れ
- 血圧測定・問診・医師の診察を行います
- 初回は1シートの処方(他院で服用中の方は除く)
- お支払い後、院内でピルをお渡しします
- 予約なしでも対応可能ですが、Web予約がおすすめです
- 身分証(保険証・免許証・マイナンバーカードなど)をご持参ください
- 未成年の方もご本人の希望で処方可能ですが、診察内容により処方できない場合があります
服用方法
生理開始から5日以内に、1日1錠の服用をスタート
毎日同じ時間帯に飲むのがおすすめです
- <21錠タイプ>:すべて飲み終えたら7日間休薬
→ 8日目から新しいシート - • <28錠タイプ>:すべて飲み終えた翌日から次のシートを開始
飲み忘れた場合の対応
| 状況 | 対応方法 |
|---|---|
| 1日飲み忘れた場合 | 気づいた時に1錠服用し、通常の時間にも1錠服用(1日で計2錠) |
| 2日飲み忘れた場合 | 妊娠の可能性がある方や出血が多い方は、医師へご相談ください |
| 服用後に嘔吐した場合 | ・2時間以内:翌日分をすぐに服用 ・2時間以上経過:追加服用は不要です |
月経日の調整について
生理日を早めたり遅らせたい場合は、服用方法の調整が必要です。
診察時にご相談ください。
必要な検査について
ピル採血の料金表(自費)
| 検査内容 | 料金(税込) |
|---|---|
| 脂質・肝機能・貧血などの基本項目 | 3,300円 |
| 上記+Dダイマー(血栓リスク評価) | 4,400円 |
※診察料:初診 2,200円/再診 1,100円(別途)
- 初回服用後、1シート終了時に血液検査を行います
- 副作用がある場合は、追加検査や超音波検査が必要になることもあります
- 継続服用には年1回の定期的な血液検査が推奨されます
- 他院での検査結果をご提出いただければ、当院での検査が不要になる場合もあります
服用できない方
以下に当てはまる方は、服用できない場合があります
- 喫煙本数が多い方(35歳以上で1日15本以上)
- 血栓症・高血圧・肝臓の病気などの持病がある方
- 妊娠中・授乳中の方
- ホルモンに関係する病気がある方
- 手術前後や長期安静が必要な方
※詳しくは診察時に医師が確認いたします
副作用・血栓症について
服用初期や種類変更時に、以下のような副作用が出ることがあります:
- 倦怠感/頭痛/不正出血/吐き気/胸の張り/むくみ/下腹部痛/片頭痛 など
多くの場合、服用を続けることで症状は落ち着いていきます。
つらい症状がある場合は、再診時にご相談ください。
まれに血栓症の副作用が起こることがあります(1万人に1〜2人程度)。
激しい頭痛・痙攣・呼吸困難・ふくらはぎの痛みなどがある場合は、すぐにご連絡ください。
よくあるご質問
Q. どのピルが自分に合うかわかりません
症状や体質、ご希望に応じて、医師が最適な種類をご提案いたします。初めての方でも安心してご相談ください。
Q. ピルはいつから避妊効果がありますか?
生理初日から服用を始めた場合は、その日から避妊効果があります。 5日目以降に服用を開始した場合は、効果が安定するまで約7日間かかるため、その間はコンドームなどの併用をおすすめします。
Q. ピル服用中にお酒を飲んでもいいですか?
お酒を飲むこと自体は問題ありません。ピルの成分がアルコールと直接作用することはなく、避妊効果にも影響しません。 ただし、飲酒によって服用を忘れてしまったり、嘔吐・下痢が起こると、ピルが十分に吸収されず効果が低下することがあります。適量の飲酒を心がけましょう。
Q. ピルを飲むと太りますか?
ピルの成分が直接体重増加を引き起こすことはありません。 ただし、飲み始めの頃はホルモンの影響で食欲が増したり、水分をため込みやすくなることがあります。これらは一時的な変化で、多くの方は自然に落ち着いていきます。気になる場合は種類の変更も可能ですので、ご相談ください。
Q. 副作用が心配です
飲み始めの1〜2ヶ月は、頭痛・吐き気・不正出血などの軽い副作用が出ることがあります。多くは自然に落ち着きますが、つらい場合は種類の変更や症状緩和の処方も可能です。遠慮なくご相談ください。
Q. 将来の妊娠に影響はありますか?
ピルをやめれば、すぐに排卵は再開されます。妊娠しにくくなる心配はありません。将来の妊娠を希望される方も、安心してご使用いただけます。
Q. 生理日をずらすことはできますか?
はい、可能です。イベントや旅行などに合わせて、生理日を早めたり遅らせたりする調整ができます。服用方法の変更が必要になるため、早めのご相談がおすすめです。
Q. 最大何ヶ月分まで処方できますか?
初回は1シートの処方となります。2回目以降は最大3シートまで、採血で異常がなければ3回目以降は最大6シートまで可能です。 他院での採血結果をご持参いただければ、当院での検査が不要になる場合もあります。
Q. 授乳中でもピルは飲めますか?
授乳中の方には、エストロゲンを含む低用量ピルはおすすめしていません。 代わりに、黄体ホルモンのみを含む「ミニピル」や、皮下に埋め込むタイプの「避妊インプラント」であれば、母乳への影響が少なく、避妊効果も期待できます。どちらも授乳中の方に選ばれることが多く、体調やライフスタイルに合わせて医師がご提案いたします。
Q. ピルは何歳まで飲めますか?
閉経前であれば、49歳頃まで服用可能です。 ただし、40歳以上の方は心筋梗塞などの血管系リスクが高まるため、慎重な判断が必要です。当院では、ミニピルなども含めて、年齢や体調に合わせた方法をご提案しています。
他の避妊方法も見てみたい方はこちら
保険適用について
※このページでは、自費で処方される低用量ピルについてご案内しています。
生理痛や月経困難症など、症状によっては保険適用となる場合もあります。診察時に医師へご相談ください。
